例の件に関して

書かねばなるまいて。
異論・反論はあろうけれど、こればっかりは書いておかないと。


●今回の訪朝は失敗気味
まず、拉致被害者の方々の国籍はどこか?当然ですが日本です。
日本国籍を持つ拉致被害者の方々が「永住帰国」したからといって
加害者側の国家が日本を非難するのは片腹痛い。
元々住んでいた国に帰っただけなのだから、何も 問題は ない。

そして被害者の家族を帰国させるのも当然。
その際に「見返り」を渡す必要性を全く感じない。
非国家間ルートを用いない「人道支援」であろうと、結果的には
コメと医薬品で被害者家族を「買った」のと同じ。
テロリズムを以って主権者たる日本国民を拉致し、被害者の人生の大半を
台無しにした国家に対して、一番行ってはいけない行為だ。
全ての調査やこちら側の(当然な)要求が完了してから支援しても遅くはないだろう。
その「人道支援」物資ですら、本当に一般国民に配給されているのかどうか
疑問視されている状態なのに。


そして、未だに「商品」が存在するのが問題。
ジェンキンス氏の場合は事情が事情だけに仕方がないとは思うけれども
他の失踪者の調査に関しては、日本側からも人員を派遣してしっかりとやるべき。
そして、その際には「見返り」なんぞ渡しちゃならねえ。


まぁ相手が相手だけに、こちらも「もらうだけもらって」後は改正貿易法&特定船舶法で
ドーンッ!ってのも面白いとは思いますけどね。
何はともあれ、離れ離れだった二家族が
一つ屋根の下で寝られる日が来たというのは喜ばしい限り。
その点だけが、今回の訪朝の成果ですな。


まぁ公安の中の人には気の休まる時はないのでしょうけれども。